活動予告 ~ 臨床美術プログラム ~
既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、臨床美術とは、独自のアートプログラムを用いて創作活動を行うことにより、脳を活性化させ、認知症等の症状を改善させるというものです。
臨床美術士の先生が、お一人おひとりに寄り添った働きかけをして下さいますので、その方々の意欲や潜在能力を引き出すことが出来るというものです。
現在では、認知症予防プログラムや社会人向けのメンタルヘルスケア等にも取り入れられていますので、効果は認知症改善に限ったものではございません。
以前から、“やと”の活動(プログラム)にも取り入れさせていただいたら良いのでは?と興味を持っていたところ、この度、ご縁をつないでいただき、実際に取り入れている施設をご見学をさせていただけることになりました。また、ありがたいことに体験までさせていただきました。
今回は粘土で土偶を作るというプログラムでしたが、活動が始まると、明らかにご利用者様方の表情が変わるのが分かりました。集中され、黙々と造形される方もいれば、楽しそうにおしゃべりされながら造形される方もいらっしゃいます♪
先生方のお声掛けや働きかけも大変勉強になりました。そして、“やと”のご利用者様方だったら、どの様な反応があるだろうと考えていると、とても楽しみになりました。
また、活動終わりの反省会と称したミーティングにも参加させていただいたのですが、お一人おひとりの作品を考察され、楽しみながら真剣に話し合われている光景が印象的でした。

帰り途中、こちらの作品を手に持ち、海岸近くを歩いていたところ、「食べ物を持って歩いている人間がいる」と勘違いをしたトンビが後方より飛来し、上手く掴むことが出来ず、取り損ねて道路に落下させられ無残にもこんな姿にされてしまいました・・・
ですが、来月より、“やと”にも先生方にお越しいただき、臨床美術プログラムを取り入れさせていただくこととなりました!今から、本当に楽しみです♪
ホームご利用者の皆様、ならびに髙木先生をはじめ、臨床美術士の先生方、亀井さん、山口さんご姉妹、ホーム職員の皆様。本日は誠にありがとうございました!
by d-yato | 2016-05-17 18:13 | その他